◆気圧の変化によっての体調の変化について
(じめじめしてくると体の古傷が痛む!体が硬くなる!)
雨が降ってきたり、くもり模様になってきますと気分がふさいできたり、古傷が痛みはじめたりすることがあります。
それは体の表面ではあまり感じられないことですが、梅雨の時期や雨降りが続いてきたりというときには湿度計をみますと70%~80%という数値を示します。通常では湿度60%(私は個人的には55%くらいが好みですが)を快適と感じておりますので、それよりもかなり高いということとなります。
湿度が上がることによって血液などの体液が粘着質の状態となります。そのために身体内の代謝機能がうまく働かなくなります!血液はさらさらしているときの方がスムースに末端細胞まで血液を運べます。なにせ身体の末端の毛細血管は太さが0.5mmもないものですから粘性が出てきてしまうと行渡りにくくなるのです。気圧の変化、湿度の変化などによりそれでなくても血液を運べにくくなるのに、身体の柔軟な組織体(筋肉、靭帯)からなる筋肉が硬化してしまっている場合は、普段から血管を圧迫して血行不良を起こしている状態に追い討ちを打ちます。よって、血行不良な状態を作り上げてしまい、古傷の痛みや身体の硬直度の高い人は精神的な面にも大きく左右することとなります。
したがって身体的になんらかのダメージを持っている方々にはつらい時期だということができるでしょう。また気圧の変化でダメージを受けるときには、身体内に血行不良の場所があるということを教えてくれていることとなります。簡単な対策として除湿機などで部屋の中の湿度を下げるようにしてみましょう。
ただしやっぱり気圧の変化にもあまり大きく左右されないだけの身体を日頃より持てるように努力することが大切です。インドの伝承医学アーユルベーダでは①健康な人がより健康にあり続ける(いつまでも若々しく若返りを)②病気になった人を回復させるの二つからなり、健康な人はより健康へという形の努力をすることを積極的に捕らえております。それがよいですよね。
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