■この食事法が心臓病を防ぐ
Mさんはふだんから健康に注意し、適度に身体を使い、肥満しないよう心がけていました。
腹囲も75センチでスマートな体形です。
タバコは吸わず、飲酒量も普通程度。
それなのに心臓がパンクしたのは、不自然な早起きと力仕事のせい(ストレス)と思われます。
一般的には、次のような食事法が心臓病を少なくするといわれます。
①肉食を少なくし、植物性タンパクを重視する。豆腐・納豆・厚揚げ・納豆・枝豆・えんどう豆・落花生、
ゴマなど豆類やナッツ類を増やす。これらに含まれる油脂はコレステロール低減に効果がある。
②サバ、イワシ、アジなどの魚は含まれるDHAやEPAがコレステロール低減によい。また、イカ、タコ、
カキ、ホタテなどは含まれるタウリンが血圧やコレステロール低下に役立つ。
③野菜・果物・海藻類・きのこ類はビタミンやミネラルに富み、心臓の強化に良い。とくに、タマネギ、
ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウなどは硫化アリルが多く、心臓を強くする。
④ラーメン、みそ汁、漬物(とくにザーサイやキムチ)などに塩分が多いので減らす努力をする。
しょうゆやソース類も少なめにする。
⑤外食やコンビニの食事は油物と塩分の両方が多いので、なるべく家庭で食べる。
⑥アルコール、タバコ、コーヒーは心臓の負担を高めるのでほどほどに。
⑦サプリメントのCoQ10は心臓病の医薬品に使用されるほど、大きな効果が承認されている。
心臓が心配な人は予防に用いると良い。
野沢秀雄 Kentaiニュース196号(2011年7月発行)より転載
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